謝長廷・駐日代表が徳島県を訪問

謝長廷・駐日代表（左３）、葉菊蘭・台湾観光協会会長（左１）、周永暉・交通部観光局長（左２）、飯泉嘉門・徳島県知事（右３）

徳島県伝統の三味線餅つきを体験する謝長廷・駐日代表ら

　「2017台日観光サミットin四国」に出席した謝長廷・駐日代表および台湾側関係者は６月１日夜、徳島県三好市のホテルで飯泉嘉門・徳島県知事が主催する歓迎晩餐会に出席した。

　飯泉知事は、徳島県と台湾が企業の投資や修学旅行で深い関係にあるほか、2000本安打記録を達成した台湾プロ野球出身の張泰山選手が昨年、四国リーグの徳島インディゴソックスで活躍していたことなどを紹介し、同晩餐会では徳島県内でインターンシップする台湾の実習生が通訳ボランティアを務めていることを説明し、徳島と台湾のつながりの深さを強調した。

　同晩餐会では、阿波踊り、三味線餅つき、祖谷太鼓などの徳島県の伝統芸能が披露され、謝・駐日代表、葉菊蘭・台湾観光協会会長、周永暉・交通部観光局長らも餅つきや阿波踊りを実際に体験した。

　翌２日、謝・駐日代表一行は、大歩危峡で観光遊覧船を体験した。同遊覧船を運営する店舗では、同店で勤務する日本人店員が流暢な台湾語で歓迎し、謝代表一行を驚かせた。同店では、台湾人団体観光客が多く訪れ、台湾人インターンシップ生も同店で勤務しており、台湾語でおもてなしをする機会が多いのだという。さらに同日本人店員が客家語で「恁仔細（ありがとう）」と話したところ、元客家委員会主任委員でもある葉会長が駆け寄り、日本と台湾の観光を通した民間交流の緊密さに驚くとともに喜びの表情を見せた。

大歩危峡の観光遊覧船を体験する台日観光サミット出席者ら

日本人店員の流暢な台湾語や客家語に驚く葉菊蘭会長ら

《２０１７年６月５日》