「グローバル協力訓練枠組み」が「電信と情報セキュリティの強靭性」ワークショップを開催

　外交部（日本の外務省に相当）が数位発展部（＝デジタル発展省）と協力し、米国、日本、オーストラリア、イギリス、カナダ、オランダと共に28日から30日まで台湾で「GCTF電信と情報セキュリティの強靭性」国際ワークショップを開催した。「GCTF（グローバル協力訓練枠組み）」は2015年に台湾と米国によって立ち上げられた交流プラットフォームで、共に関心を寄せるグローバルな議題について各国の経験を共有し、議論する枠組み。その後、日本とオーストラリアも加わるなど、今ではワークショップに多くの国が参与するようになっている。

　今回のワークショップには世界26カ国のゲスト及び国内での関係者200名あまりが参加し、電信インフラと情報セキュリティの強靭性強化に関する各国の政策と具体的な行動を共有、共通の課題に向き合い、安全なデジタル環境の整備に向けて交流した。

　各共催国の駐台代表と数位発展部の黄彦男部長（＝大臣）が開幕のスピーチを行った後、オーストラリア外務貿易省のサイバー・基幹技術大使を務めるBrendan Dowling氏が「官民と地域の連携によるデジタルレジリエンス構築戦略」と題して基調講演。また、台湾と各国のスピーカーが政策、法規、技術などの面から各国が電信インフラの強靭性を高めるためにとっている行動を検証した。さらに各国の代表がサプライチェーンにおける情報セキュリティのリスク、官民の協力による情報セキュリティの強化、人材育成などテーマ別に各国の経験を紹介した。そして最後には、海外から参加したゲストたちを台湾の衛星ラジオ局、マイクロ波ステーションに案内し、台湾における電信インフラの発展を実地で理解させた。

　外交部は、「AI（人工知能）とデジタル技術の急速な進化に伴い、各国ともに電信と情報セキュリティのレジリエンスの問題に注目している。台湾はこれからも理念の近い国々と協力し、プラットフォームとしての『GCTF』の長所を生かし、進化して繁栄する、安全なデジタル環境を整えていく」としている。

Taiwan Today：２０２４年５月３１日

写真提供：外交部
　外交部が数位発展部と協力し、米・日・豪・英・カナダ・オランダと共に28日から30日まで台湾で「GCTF 電信と情報セキュリティの強靭性」国際ワークショップを開催した。

「グローバル協力訓練枠組み」が「電信と情報セキュリティの強靭性」ワークショップを開催

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