総統府と外交部、米大統領選挙でのトランプ前大統領勝利に祝意

　総統府は6日、米国の大統領選挙で共和党候補であるドナルド・トランプ前大統領の勝利が確定したことを受け、「頼清徳総統は中華民国政府及び国民を代表して、米大統領選挙が円滑に行われ、かつ共和党の大統領候補ドナルド・トランプ氏と副大統領候補J・D・ヴァンス氏がそれぞれ米国の第47代大統領、第50代副大統領に選出されたことを祝福する。同時に、バイデン大統領及びハリス副大統領の在任中の台湾に対するゆるぎない支持にも感謝する」とする報道官談話をホームページで発表した。

　報道官談話ではほかに、台湾と米国は長年にわたり自由や民主主義といった価値観と信念を共有しており、どの政党が与党となっても台米関係はより盤石に、且つ深まり続けるだろうとした上で、「我々は台米が長年培ってきた友好関係を極めて重視している。これからも既存の関係の上で、米国の新政権及び国会と手を組んで連携し、台米関係の新たな局面を切り開いていきたい」と表明した。

　トランプ前大統領の勝利を受けて、中華民国外交部もトランプ氏とヴァンス氏の勝利を「心から祝福する」とするコメントを発表した。外交部はすでに、台北駐米経済文化代表処（米国における中華民国大使館に相当）を通してトランプ前大統領宛てに祝辞を発出して祝意を伝えると同時に、台米の緊密な友好関係を基礎としてトランプ新政権との協力をさらに強化したいとする旨を伝えたという。

　外交部はまた、「台湾と米国は自由、民主主義、人権などの核心的価値を共有するだけでなく、政治、安全保障、経済等の各分野でも緊密に協力する全方位的なパートナーである。中華民国政府は米国の新政権とこれからも連携を図り、双方の関係を積極的に強化し、インド太平洋地域及び世界の平和・安定・繁栄を促進するべくともに努力していきたい」とコメントしている。

Taiwan Today：２０２４年１１月７日

写真提供：外交部
　米大統領選挙で共和党候補のドナルド・トランプ前大統領の勝利が確定したことを受け、総統府及び外交部はそれぞれ祝意を伝えた。