【 台北駐日經濟文化代表處札幌分處 】
2024年5月第3週TOPICS
【蒋万安台北市長、東京都主催の国際会議に登壇 地震への対応など講演/台湾-政治-】
(東京中央社)訪日中の蒋万安(しょうばんあん)台北市長は16日、東京都主催の国際会議「シティ・リーダーズプログラム」に出席し、4月3日に発生した地震の際に同市が行った対応や気候変動に適応した都市づくりについて講演した。会議は都市課題の解決などをテーマに都が開催する国際イベント「スシテック東京2024」の一環として、15~17日の日程で行われている。蒋氏は「安全・安心な都市」をテーマとしたセッションで、小池百合子都知事やドイツ・ベルリン、モンゴル・ウランバートルなどの市長らと共に登壇した。蒋氏は講演で、地震が発生したのは通勤・通学の時間帯だったため直ちには災害対策センターに到着できなかったものの「市長のいる場所が災害対策本部になる」という原則の下、市は発災5分以内に災害対策業務を始動させたと紹介。クラウドを活用したプラットフォームを通じて関係部局を直ちに取りまとめ、市に寄せられる通報の状況を全て把握したと話した。小池氏は蒋氏の講演を受け、台北の事例は特に手本になるとした上で、ハード面とソフト面を組み合わせてさまざまな措置を取ったことは素晴らしいと高く評価した。4月3日の地震で、台北市では最大震度5弱を観測し、建物の外壁の一部が落下するなどの被害が確認された。
中央社フォーカス台湾:2024年5月16日
【秋田県湯沢市から贈られた「絵灯籠」、台湾・板橋区で展示 文化交流の成果示す-社会-】
(新北中央社)北部・新北市板橋区公所(役所)は13日、秋田県湯沢市から贈られた「絵灯籠」の展示を始めた。美人画が描かれた大きな絵灯籠を庁舎ロビーに設置し、台日の文化交流の成果を紹介している。区が同日、報道資料で発表した。湯沢市では毎年8月、100基以上の絵灯籠が街に飾られる「七夕絵どうろうまつり」が開かれる。今回展示された絵灯籠は、陳奇正板橋区長が3月に同市を訪問した際に佐藤一夫湯沢市長から贈られたもの。2月には、板橋区で開かれた元宵節(旧暦1月15日)を祝うイベントで湯沢市の絵灯籠が展示され、佐藤氏が期間中に訪台して鑑賞した。陳氏は報道資料を通じ、相互訪問や交流を通じ、台湾と日本の間で官民問わず関わりがさらに増加し、双方向での観光も促進されればと期待を示した。8月5~7日に同市で開催される絵どうろうまつりには、区が2月のイベントへの出品の返礼として同市に贈ったちょうちんが展示される予定。
中央社フォーカス台湾:2024年5月14日
【洪一中氏、監督通算1000勝を達成 台湾プロ野球史上初 「20年間学び続けた」–芸能スポーツ-】
(桃園中央社)台湾プロ野球(CPBL)台鋼ホークスの洪一中監督は15日、監督として台湾プロ野球史上初の通算千勝を達成した。桃園野球場(北部・桃園市)で行われた楽天モンキーズ戦で5-0で勝利した。洪氏は試合後、達成は容易ではなかったとし、監督になってからの20年来、時代に合わせて常に学び続けてきたと語った。洪氏は1961年生まれの63歳。2004年にラニューベアーズ(現楽天モンキーズ)の監督に就任した。後身のラミゴモンキーズ時代を含めて19年までチームを率い、16年間で7回の台湾一に導いた。20年~21年は富邦ガーディアンズの指揮を執り、22年は同球団の顧問を務めた。23年、CPBLの2軍に参戦する新球団の台鋼に初代監督として加わり、今季は球団の1軍参戦に伴い1軍監督に就任した。試合後のインタビューで洪氏は「自分は幸せな人間だとずっと思っている」とコメント。選手時代も含め、全ての球団オーナーが自身を育て、支え、自分の性格を我慢して受け入れてくれたからこそ、今に至るまで歩みを進めてこられたと述べた。「時代は変化し続けており、今でも学び続けている」と洪氏。昨季は選手全員が新加入で、そのような経験がなかったため、自身がその日やったことは正しかったのかを毎日考えていたと振り返った。
中央社フォーカス台湾:2024年5月16日
【ウーバーイーツ、フードパンダの台湾事業を買収へ=台湾の料理宅配代行上位2社–経済-】
(台北中央社)代行宅配サービス「ウーバーイーツ」を運営する米ウーバーテクノロジーズは、ドイツの宅配大手デリバリーヒーロー傘下のフードパンダが台湾で展開する宅配事業を買収する。ウーバーイーツの台湾総経理(社長)を務める李佳穎氏は14日、報道資料で、両社はすでに合意に達したと発表した。買収完了には公平交易委員会(公正取引委員会に相当)など主務機関の承認が必要。台湾の料理宅配サービス市場におけるシェアはフードパンダとウーバーイーツが上位1位・2位を占める。デリバリーヒーローが公式サイトで発表した報道資料によれば、買収金額は現金9億5000万米ドル(約1490億円)。2025年上半期の取引完了を目指す。公平交易委員会の陳志民副主任委員(副大臣に相当)は中央社の取材に対し、現時点では合併申請は受け取っていないとしつつ、合併後の市場集中度の増大が大きな焦点になると説明。料理宅配サービスが消費者の生活に浸透する中、二大業者の合併には大きな注目が集まるとし、必要な場合には公聴会や座談会の開催の可能性も排除しない考えを示した。
中央社フォーカス台湾:2024年5月14日
【与党・民進党の立法委員、高雄空港を視察 熊本、札幌線などの就航に期待/台湾-観光-】
(高雄中央社)与党・民進党の立法委員(国会議員)らは15日、南部・高雄市の高雄空港を視察し、熊本、岡山、札幌線などの国際線就航を通じた外国人観光客の増加と経済発展に期待を寄せた。この日視察に訪れたのは李昆沢、許智傑、李柏毅の各立法委員や交通部(交通省)の林国顕(りんこくけん)常務次長、民用航空局の何淑萍局長ら。新ターミナル建設計画の進捗(しんちょく)や運営状況などについて理解を深めた。李昆沢委員は、高雄を発着する路線は新型コロナウイルス前には37路線運航されていたものの、現在は25路線にとどまっていることに触れ、桃園空港など他空港と比べて路線回復の速度は「不合格だ」と指摘。今冬には熊本、札幌、岡山線を正式就航させたいとした他、韓国の済州やフィリピンのセブ、クラークなどへの路線開設を推進したいと語った。
中央社フォーカス台湾:2024年5月16日