【 南部・嘉義県産パイナップル、日本に出荷 15トン超 –社会– 】
南部・嘉義県産パイナップル15トン超が20日、日本に出荷された。出荷式に出席した翁章梁県長は、日本向けに輸出するには検疫や品質など厳しい基準をクリアする必要があると言及し、嘉義のパイナップルが輸出シェアで一定の地位を築けているのは、味や品質、衛生面で優れていることの証明だと胸を張った。行政院(内閣)農業委員会の陳吉仲主任委員(閣僚)も式典に出席し、今年の台湾産パイナップルの年間輸出量について、3万トンを目指すと宣言。達成できれば、輸出先が1カ所に集中していた問題を克服できると意気込んだ。台湾産パイナップルを巡っては、最大の輸出先だった中国が昨年3月、輸入を停止。検疫上の問題を理由としているが、台湾への政治的圧力の一環とみられている。
中央社フォーカス台湾:2022年4月20日
【 高雄市交通局と小田急電鉄が覚書 次世代移動サービスで観光促進へ –観光– 】
高雄市政府交通局は19日、小田急電鉄と次世代移動サービス「MaaS」(マース)に関する協力に向けた覚書を締結した。新型コロナウイルス後を見据え、双方が提供するサービスを通じた観光促進を目指す。鉄道やバス、シェアサイクルなど複数の交通手段を連携させるMaaS。高雄市では「MeNGo」、小田急電鉄では「EMot」をそれぞれ導入している。締結式がオンライン形式で行われ、同局の張淑娟局長と小田急電鉄の久富雅史経営戦略部長が書類に署名した。同局は、それぞれのシステムで互いのサービスを利用できるようにし、相互誘客を狙うとしている。張局長は、覚書締結はMeNGoの発展につながる上、同市のMaaS推進の成果を海外にアピールできると喜びを示した。高雄市では2018年、公共交通機関の利用を促そうとMeNGoを導入。専用のカードでメトロ(MRT)やライトレール(軽軌、LRT)、バス、フェリーなどが利用でき、これらの交通機関が乗り放題になる月額サービスを提供している。専用のスマートフォン向けアプリでルートの検索などもできる。
中央社フォーカス台湾:2022年4月19日
【 台湾、太陽光での発電設備容量 2016年から5年間で44.2%増 –経済– 】
経済部(経済省)は16日、台湾の太陽光による発電設備の容量について、2016年から21年までの5年間における平均成長率が44.2%に達し、日本の12.1%、韓国の32.5%を上回ったと明らかにした。16年に1.2ギガワットだった台湾の太陽光による発電容量は、21年には7.7ギガワットに成長。同部は、国際再生可能エネルギー機関(IRENA)の統計を基に、日本と韓国の同時期の成長率を上回ったとした。また台湾の洋上風力による発電容量は21年に237メガワットとなり、日本の65メガワット、韓国の136メガワットを超えたと強調した。同部は、すでに再生可能エネルギーの推進に関する計画を策定したと説明。堅実かつ着実に政策目標に向けてまい進し、台湾のエネルギー転換と温室効果ガスの排出量を実質的になくすネットゼロを実現したいとコメントしている。
中央社フォーカス台湾:2022年4月17日
【 台湾の商業アニメ展示会、東京で開幕 –文化– 】
台湾発の商業アニメ作品を紹介する「タイワニーズ・アニメーション 最新台湾アニメ展示会」が20日、東京都内で開幕した。長編やテレビ作品など計9作品の予告編動画やグッズなどを展示。上映会も行い、台湾アニメのソフトパワーを発信する。台北駐日経済文化代表処台湾文化センターが主催。台湾アニメ・漫画推進協会などが協力した。9作品のうち2作が長編で、うち1作は台湾で1958年に発表され人気を博した漫画「諸葛四郎」をアニメ化したもの。日本語版が千葉テレビで放送された「九藏猫窩(じょうざんみゃおうお)」も出展されている。キュレーションを手掛けたアニメ監督の張永昌氏は開幕記者会見にビデオメッセージを寄せ、今回の展示では日本的な手法と米国アニメの表現力を融合させた台湾の商業アニメの独自性が見られると紹介。その技術力や幅広い世代が親しみやすい内容も日本のアニメ界に見てもらい、台日間の交流や提携につながればと期待を寄せた。
中央社フォーカス台湾:2022年4月21日
【 台湾航空各社、2021年チャイナとエバーで貨物好調 スターラックスも増収 –経済– 】
交通部(交通省)民用航空局は、20日までに航空各社の2021年度の経営状況に関するデータを公表し、チャイナエアライン(中華航空)とエバー(長栄)航空が、それぞれ93億7990万台湾元(約411億8000万円)と66億850万元(約290億円)の黒字(税引後利益)となったことが分かった。スターラックス(星宇)航空は赤字だったが、営業収益は前年比で約2倍に成長した。チャイナ、エバー両社は貨物輸送が好調だった。国内線やアジア路線を持つユニー(立栄)航空は1億7320万元(約7億6000万円)、離島路線などを運航する徳安航空も73万元(約320万円)の黒字となった。2020年に運航を開始したスターラックスは、30億1870万元(約132億3300万円)の赤字だったが、営業収益は7億9600万元(約34億9000万円)となり、前年の3億9100万元(約17億1400万円)より増加した。スターラックスは、経営戦略を柔軟に調整し、ビジネス渡航や貨物輸送需要のある地点への就航を進め、アジアの重点都市での布石を打ったと説明。4月に40億元(約175億3500万円)の増資を行い、資本金は153億元(約671億円)に達していると強調し、今後も適時増資や融資計画を打ち出すとしている。
中央社フォーカス台湾:2022年4月22日
【 台湾、7月にも入国隔離免除の可能性 –政治– 】
中央感染症指揮センター指揮官を兼務する陳時中衛生福利部長(保健相)は18日、新型コロナウイルスの水際対策について、感染状況が台湾と同水準である国からの入国者を対象に、外出禁止の検疫措置を免除する方針を明らかにした。その上で、7月にも徐々に実施される可能性があるとの見通しを示した。陳氏は、将来的には直近7日間または14日間の感染状況が台湾と同程度の国であれば、基本的に自由に移動できるようにすると説明。一方で、そのタイミングにはまだ達していないとしつつ、世界各国での感染者数減少と台湾での増加に伴い、7月には一部の国と台湾の感染状況が一致する可能性があると指摘した。感染状況に関する基準については追って定めると述べた。また、感染状況が依然として深刻な国に対しては厳しい管理によって選り分けを行い、感染状況が下火となっている国については台湾からの入国が望まれない可能性があるものの、これらの国からの訪台に関しては歓迎すると語った。
中央社フォーカス台湾:2022年4月18日
【 台湾、国内感染3766人 初めて3千人超え –社会– 】
中央感染症指揮センターは22日、新型コロナウイルスの国内感染者を新たに3766人確認したと発表した。1日当たりの発表数としては初めて3000人を超え、6日連続で過去最多を更新した。台湾内の感染者は計4万7100人になった。
中央社フォーカス台湾:2022年4月22日