【 台北駐日經濟文化代表處札幌分處 】
2024年12月第3週TOPICS
【台湾のデジタル発展省、米国のサイバーテロ対策訓練に初参加 連携深化-政治-】
(台北中央社)数位発展部資通安全署(デジタル発展省サイバーセキュリティー署)は18日、米国土安全保障省傘下のサイバー・インフラセキュリティー庁(CISA)主催のサイバーテロ対策訓練「サイバーストーム」に初参加したと明らかにした。演習を通じてサイバー事件の対応手続きを見直し、情報共有などの仕組みの有効性を確認したと説明した。
サイバーストームは2年に1度行われる演習。米国の連邦・州政府、地方政府、重要インフラ施設の他、世界のパートナー国が参加する。2006年に始まり、第9回が今春開催された。CISAによると、今回はパートナー国や連邦政府機関、民間企業などから2200人以上が参加した。
資通安全署によれば、演習では重大なサイバー事件への対処と国を超えたサイバー防御体制をシミュレートし、今後のサイバー事件に備えるとともに、直接の連絡ルートを構築した。台湾からは数位発展部所管の外郭団体、国家資通安全研究院と国防部(国防省)資通電軍(情報電子戦軍)指揮部も共に参加した。
演習後には米国側と交流した。双方は演習の成果を国内の現行の仕組みに還元できるとの認識を共有し、重大なサイバー事件発生に備えて十分な対策を整えられるよう、各分野や国際パートナーが関連の演習を進めることを提言したという。:2024年12月19日
【日本ハム・清宮幸太郎、中国語で「かかってこい」 台湾プロ野球2球団との交流試合PR会見で-芸能スポーツ-】
(台北中央社)北海道日本ハムファイターズは来年3月、台湾で台湾プロ野球2球団と交流試合を実施する。PR記者会見が16日、台北市内で行われ、出席した同球団の清宮幸太郎内野手が「放馬過来」(かかってこい)と中国語を披露し、気迫を見せた。
3月1日に統一ライオンズ、2日に中信ブラザーズとそれぞれ対戦する。いずれも台北ドームで開催される。
先日開催された野球の国際大会、プレミア12で、台湾での試合を経験した清宮。印象に残ったことを聞かれると、「(台湾の観客の)応援」だと振り返り、大音量の応援で「僕らの会話も全く聞こえないぐらい」だったと話した。また、観客が応援の踊りを覚えていることに対しても「すごく一体感があって、本当にすごいなと思った」と語った。
会見には統一ライオンズの林安可外野手と中信ブラザーズの王威晨内野手も登場。清宮が台湾の火鍋が好きだと明かすと、林は統一ライオンズの本拠地がある台南市の名物である牛肉鍋を薦めた。王はにおいが特徴的なグルメ「臭豆腐」やタピオカミルクティーを紹介した。:2024年12月16日
【大阪・光の饗宴に台湾・台南市のランタン 魅力発信–観光 -】
(台南中央社)大阪で開催中のイルミネーションイベント「大阪・光の饗宴」に、南部・台南市が参加し、台南の城門「小西門(靖波門)」をデフォルメしたキャラクター「サイモン君」のメインランタンが設置された。同市の魅力をPRしている。
台南市は大阪市役所の招きを受けて参加した。ランタンは中之島で開催のプログラム「OSAKA光のルネサンス」の作品として、14日から点灯されている。黄偉哲(こういてつ)台南市長は、イベントへの参加で国際的な都市間交流と協力を促進できるだけでなく、海外の人々に向けて台南文化の底力や観光の魅力を発信できると強調。来場者に台南の観光情報を知ってもらい、台南を訪れてもらいたいと期待を寄せた。
台南市が同イベントに参加するのは今年で6回目。サイモン君の左右には両手を大きく広げて台南への来訪を歓迎するようにカラフルなランタンの壁が作られた。会場では台北市もカラフルなタピオカが入った巨大ミルクティー作品を設置している。いずれも展示は25日まで。:2024年12月17日
【敵の上陸想定 深夜に実弾射撃訓練 台湾海峡の澎湖 夜間戦闘能力示す-政治-】
(澎湖中央社)台湾海峡の離島、澎湖の陸軍澎湖防衛指揮部は18日深夜、実弾射撃訓練を実施した。敵の上陸を想定した訓練「鎮彊操演」の一環で、日頃の訓練の成果と夜間戦闘能力を示した。
同指揮部は今年10月24日、初めて夜間実弾射撃訓練を実施。今回の訓練は戦時の指揮統制や即時対応力を検証するためで、18日午後10時から約2時間にわたり行われた。
訓練は澎湖を管轄する第一作戦区指揮センターからの情報を受けた部隊が弾薬の点検、機動展開、射撃準備を行い、関連部隊の支援の下、敵の状況に合わせた接近戦を展開した。砲兵部隊は海岸で戦闘する攻撃部隊を援護した。訓練が行われた海域では閃光が走った。
同指揮部の郭俊徳指揮官は、敵の脅威が日増しに強まる中で全体の警戒心を引き上げ、常態的な防衛力や即時対応力を維持してこそ、国軍戦力の強靭(きょうじん)さを示せると強調。全体的な防衛力を向上させ、台湾海峡の安全に最も堅実で力強い保障を提供すると語った。:2024年12月19日
【長野県知事、陳監察院長と面会 台湾との直行便運航や産業交流強化に期待示す–社会-】
(台北中央社)長野県の阿部守一知事は16日、台北市の監察院を訪問し、陳菊(ちんきく)監察院長と面会した。同県と台湾を結ぶ直行便の運航や、産業技術分野での交流強化に期待を寄せた。
阿部氏は、陳氏や范巽緑(はんそんりょく)監察委員が長年にわたって台日の交流を進めているために監察院を訪問したと説明。特に若者世代の交流の機会を増やし、台日の協力を深化させたいとの考えを示した。
陳氏は、国際社会における台湾の立場が厳しい時期にも阿部氏や長野県は台湾を重視し、教育や観光、文化などでの交流を通じて台日社会の互いの理解や見方を深めたと述べた。
阿部氏は県内の事業者らと共に15~17日の日程で台湾を訪問。中部・台中市のスーパーマーケットで県産品のPRを行ったほか、旅行会社や航空会社などを訪れた。:2024年12月17日