【 台北駐日經濟文化代表處札幌分處 】
2025年12月第3週TOPICS
【李逸洋駐日代表、中国から制裁の岩崎茂行政院顧問と面会 関心を表明/台湾-政治-】
(東京中央社)李逸洋(りいつよう)台北駐日経済文化代表処代表(大使に相当)は17日、中国から制裁措置を科された自衛隊の元統合幕僚長で行政院(内閣)政務顧問の岩崎茂氏と面会し、制裁に関して関心を表明した。代表処が同日、公式サイトに両氏のツーショット写真を掲載した。
代表処によれば、両氏は中国が日本周辺で情勢を緊張させていることや、地域安全保障について意見を交わした。
中国外務省は15日、岩崎氏が「公然と台湾独立勢力と結託」し、「中国の内政に干渉し、中国の主権と領土の一体性に損害を与えた」として、同日から入国禁止などの制裁措置を科すと発表した。
岩崎氏は今年、行政院政務顧問に就任。外交部(外務省)は15日、中国の制裁措置に対し、「国際法の精神や国際人道規約に反している」として非難した。:2025年12月18日
【台湾あれこれ/嘉義の故宮博物院南院 「三宝」特別展に約6万人 28日まで/台湾–文化 -】
南部・嘉義県の国立故宮博物院南部院区(南院)で先月11日から、「故宮三宝」とされる北宋時代の山水画3点などを紹介する特別展が行われている。同院は16日、同日午後3時までに延べ5万9350人が来場したと知らせた。
故宮三宝は范寛(950頃~1032以降)の「谿山行旅」、郭熙(1023頃~1087以降)の「早春図」、李唐(1049頃~1130以降)の「万壑松風」の3作品保護のために展示は3年以上の間隔を開け、42日以内に収めるといった制限がある。
会期は今月28日まで。南部院区は、比較的空いている午前中の来場を推奨している。ウェブサイトでの入場予約が定員に達していても、現地で混雑状況に応じて順番に案内するという。:2025年12月16日
【台湾、C型肝炎撲滅の基準達成 5年前倒し WHOに認証申請へ–社会-】
(台北中央社)衛生福利部(保健省)は17日、台湾におけるC型肝炎の診断率と治療率がともに世界保健機関(WHO)が定める数値基準を上回っており、年内にWHO西太平洋地域事務局に認証の申請を行うと発表した。認証されればアジアのみならず、世界でもトップレベルの早さでの目標達成となる。
WHOは2030年までの「ウイルス性肝炎撲滅」を掲げている。C型肝炎撲滅の認証基準としてゴールド、シルバー、ブロンズの3階級があり、ゴールドでは診断率(感染者のうち診断を受けた人の割合)80%以上、治療率(診断された人のうち治療を受けた人の割合)70%以上などの数値基準が設定されている。
同部国民健康署の沈静芬(ちんせいふん)署長は会見で、台湾でのC型肝炎診断率は90.2%、治療率は90.6%に達していると説明。注射薬物使用者への注射針配布数は1人当たり150本を超え、輸血用血液製剤や医療注射の安全率はいずれも100%を維持していると述べた。
沈氏は、目標達成後も30年までにさらにC型肝炎の発症率とB型、C型肝炎の死亡率を下げるため、検査や啓発活動の強化を継続して行うとの考えを示した。
同部の荘人祥(そうじんしょう)常務次長はWHOへの申請の際には「チャイニーズタイペイ」名義を使用すると言及。WHOに加盟している中国からの妨害は避けられないものの、必ず積極的に働きかけるとした。台湾がWHOに加盟していないため申請が受理されない可能性について、沈氏は可能性はあるとの見方を示した上で、受理の有無にかかわらず台湾の成果を学術誌に掲載すると話した。
▽ 医師出身の頼清徳総統「新たなマイルストーンに」 対策の歴史振り返る
会見には頼清徳(らいせいとく)総統も出席し、台湾が今年、世界の公衆衛生史に残る新たなマイルストーンを築ける見通しだと述べた。自身が現役の医師だった頃はC型肝炎の薬は効果が十分でなく、副作用も非常に強かったとし、政界入り後も一貫してC型肝炎対策に関心を寄せてきたと語った。
16年に政府がWHOの呼びかけに応じてC型肝炎排除に向けた取り組みを重視するようになり、17年には内服薬「DAA」を保険適用とし、流行を抑制したと振り返った。感染が多い地域や山地、離島、矯正施設ではそれぞれのニーズに合わせたC型肝炎対策を講じてきたとした。
頼総統はさらに、健康は基本的人権かつ普遍的な価値であり、一国の国民の福祉にとどまらず、全人類の生存と発展に関わる問題だと強調。台湾は国際社会の責任ある一員として、近年の世界的な感染症の試練において、世界各国と医療物資や技術、経験を共有し、世界の公衆衛生システムに貢献し続けていると話した。:2025年12月17日
【来年2月に日台野球交流戦 日本ハムとソフトバンク、台北ドームでWBC台湾代表と対戦–芸能スポーツ -】
(台北中央社)来年2月末に台北市の台北ドームで「日台野球国際交流試合」が開催される。北海道日本ハムファイターズと福岡ソフトバンクホークスが訪台し、来年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けて結成される台湾代表チームや台湾プロ野球の中信ブラザーズ、味全ドラゴンズと対戦する。
台湾での試合は、日本ハムが今年3月以来約1年ぶり、ソフトバンクは初めてとなる。
16日に台北市内で行われた記者会見には、日本ハムの野村佑希内野手とソフトバンクの柳町達外野手が参加した他、日本ハムの栗山英樹チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)とソフトバンクの城島健司CBOがビデオメッセージを寄せた。
司会者から台湾で味わいたいものを問われると野村選手は「さつまいもボールをたくさん」、柳町選手は「小籠包とタピオカミルクティーをいっぱい」と答えた。
また野村選手は会見後の取材で、チームメートの古林睿煬(グーリン・ルェヤン)投手が台湾代表に入り、対戦する可能性があることについて「打席に立ってみるのが楽しみ」「同級生なので負けないように頑張りたい」と語った。
チケットは台湾のチケット販売サイト「tixcraft」で23日から順次、販売開始される。試合日程は以下の通り。来年2月25日=中信対ソフトバンク▽26日=台湾代表対ソフトバンク▽27日=台湾代表対日本ハム▽28日=味全対日本ハム。:2025年12月17日
【今年の訪台外国人旅行者数 延べ800万人突破 観光収入増に期待/台湾–観光-】
(台北中央社)交通部観光署(観光庁)によると、今年台湾を訪問した外国人旅行者数は延べ800万人を突破した。同署の陳玉秀(ちんぎょくしゅう)署長は17日、年間の外国人旅行者数について、昨年より50万人多い延べ約836万人の達成は問題ないとの認識を示した。また今後は観光収入を毎年2~3%拡大させたいと期待を寄せた。
陳署長は7月、訪台外国人旅行者数延べ900万人の年間目標を掲げていたが、達成は難しいとの見方を示した。これに対し、外部環境の変化に加え、国内の人手不足が深刻で、量よりも質を優先した結果だと説明した。
また外国人旅行者の1日当たりの平均消費額は昨年182米ドル(約2万8400円)だったのに対し、今年は4ドル(約600円)の増加が見込まれる他、欧米からの旅行者の平均消費額は240ドル(約3万7400円)に達していると指摘。将来的に欧米からの旅行者の滞在日数を増やしたいと語った。
来年の目標訪台旅行者数は800万~900万人とし、質と量のバランスの取れた発展を目指したいと述べた。
観光署の統計によれば、2024年の外国人旅行者による観光収入は100億ドル(約1兆5600億円)だったという。:2025年12月19日