外交部主催のグローバル動画コンペ「#FindingTAIWAN」始動、8/31まで募集
外交部の林佳龍部長(外相)は9日、外交部が主催するグローバル動画コンペ「台湾を探せ #FindingTAIWAN」の始動を宣言する記者会見を開いた。外交部は過去10年間にわたり動画コンペ「全民潮台湾」(Trending Taiwan)を開催してきたが、今年はSNSの力を使って台湾の魅力を世界に発信することを念頭に、「世界のさまざまな場所で台湾を探そう」というコンセプトの下、新たな動画コンペを開催することに。従来の動画コンペ「全民潮台湾」では横型動画部門(3分間)や縦型動画部門(1分間)、学生部門などが設けられていたが、今年はすべて1分間の短編動画(横型・縦型どちらも可)に限定。世界のネットユーザーやクリエーターに参加を呼びかけ、世界各地で見つけた「台湾」を1分間の動画にまとめてシェアするとともに、ハッシュタグ「#FindingTAIWAN」を使って台湾の魅力を世界に発信する。
記者会見には、今回のイベントのロゴを作成した亜洲大学数位媒体設計(デジタルメディアデザイン)学科の林磐聳教授や、昨年実施した第10回動画コンペ「全民潮台湾」の縦型動画部門でグランプリを獲得した「韓国夫妻」の名前で活動するユーチューバー、韓国人夫婦の敏啵妮さんと英俊さんが出席した。「韓国夫婦」の2人は今回のイベントのために作った「モデル作品」を公開。韓国のさまざまな都市にある台湾料理のレストランや台湾カステラ、タピオカミルクティの店舗、それに台湾発の電動スマートバイク「ゴゴロ(gogoro)」のバッテリー交換スタンドなどが設置された風景から、台湾の要素が韓国のさまざまな場所に根付き、親しまれていることを伝えた。
外交部はこのほか、台湾、韓国、日本、インド、ジンバブエなどさまざまな国籍を持つクリエーターたちに、このイベントについて宣伝するためのコンテンツを製作し、バッシュタグ「#FindingTAIWAN」をつけて発信するよう依頼している。
コンテンツ(1分間動画)は即日から8月31日(台湾時間23時59分59秒)まで募集する。年齢・国籍は不問。動画の長さは1分間以内、横型・縦型のどちらも可能。内容は、台湾の文化などのソフトパワー、半導体などのハイテク、風景、グルメ、言語、伝統文化や工芸など、台湾の要素を含むことが条件となる。使用言語は限定しないが、より多くのネットユーザーを引き付けるために英語の字幕を付けることを推奨している。外交部のフェイスブックイベントページに動画を投稿し、投稿文には「○○(世界、日本、大阪、オフィス、冷蔵庫・・など場所の名前)で台湾を探せ #FindingTAIWAN」と記入する。また、指定のGoogleフォームに投稿者の情報を記入すればエントリー完了となる。賞金総額は100万台湾元(約446万日本円)で内訳は以下のとおり。
優勝(1名):20万元
2位(2名):各10万元
3位(3名):各8万元
佳作(5名):各5万元
このほか、毎月5名ずつ「人気賞」を選出する。
4~7月の「人気賞」
1位:6,000元
2位:5,000元
3位:4,000元
4位:3,000元
5位:2,000元
※毎月選出し、翌月に受賞者を発表する
8月の「人気賞」
1位:10,000元
2位:8,000元
3位:6,000元
4位:4,000元
5位:2,000元
※外交部のフェイスブックイベントページにアップされた動画の8月31日台湾時間23時59分59秒までの「いいね」の累計に基づく。授賞式で受賞者を発表する。
イベントの詳細については外交部の公式サイト(https://www.mofa.gov.tw/cp.aspx?n=7012)または外交部のフェイスブックイベントページ(https://www.facebook.com/share/1HZWvXoJxQ)を参照のこと。外交部では、世界各地の人々が一緒になって台湾を探し、そしてこの島の魅力とパワーを多くの人々とシェアできるよう期待している。
Taiwan Today:2025年4月10日
写真提供:外交部
外交部の林佳龍部長(外相、写真左から3人目)は9日、外交部が主催するグローバル動画コンペ「台湾を探せ #FindingTAIWAN」の始動を宣言する記者会見を開いた。「韓国夫妻」の名前で活躍する韓国人ユーチューバー、敏啵妮さん(右から3人目)と英俊さん(右から2人目)が招かれ、このイベントのために作ったモデル作品を公開した。