台北―宮崎線就航を記念して、東国原英夫・宮崎県知事が台湾を訪問

　台北―宮崎間を結ぶエバー（長栄）航空の定期便が６月１日に就航した。宮崎空港では、就航記念セレモニーが開かれ、東国原英夫・宮崎県知事が出席した。東国原知事は、「東国原知事＆日向男児と行く台北出会いの旅」参加者３６人を含む訪問団１４０人の団長として宮崎発の第一便で台湾へ出発した。

　「東国原知事＆日向男児と行く台北出会いの旅」は、宮崎県の男性１８名および一般募集の女性１８名が東国原知事と台湾を旅しながら交流を深めるお見合いツアー企画で、台北に到着後、龍山寺、台湾民主紀念館、圓山大飯店等を見学した。同日夜に台北市内で開かれたパーティーには、頼瑟珍・交通部観光局長が駆けつけ、歓迎の意を示した。

　頼局長は、「台北―宮崎の航空路線が、チャーター便から定期便に格上げされることは、双方が長く期待していたことである。観光局も来年、訪問団を結成して宮崎へ台湾の観光をアピールしに行きたい」と語り、芸能界出身の東国原知事が具体的な行動で台湾への支持を示したことに感謝の意を述べた。

　また、頼局長は同ツアー参加者らに対し、「今年の年末までに結婚し、さらにハネムーンに台湾を選んだカップルには、観光局から４万円相当の結婚記念写真を贈る」と発表し、お見合いのパーティーを盛り上げた。

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　６月１日に就航したエバー航空の台北―宮崎線は、毎週２往復（日曜日と水曜日）運航され、台北（桃園国際空港）を午後７時に出発し、宮崎空港に午前１０時２０分到着。折り返しは宮崎を午前１１時３０分に出発し、台北に午後０時５０分に到着する。

　エバー航空は、すでに乗り入れている福岡とセットで、九州の南（宮崎）から入って北（福岡）から帰るコース等を組むことで、熊本の阿蘇山、宮崎の高千穂峡、鹿児島の指宿温泉等、南九州観光の利便性が高まるとしている。

　また、同日エバー航空は台北―小松（石川県）にも定期便を就航した。これにより、台湾と定期便で結ばれる日本の都市は１０都市（東京、大阪、名古屋、福岡、沖縄、札幌、仙台、広島、宮崎、小松）に達した。

《２００８年６月２日》