陳水扁総統がガンビア共和国のジャメ大統領と会談

　陳水扁総統は１２月５日、台湾を訪問中のガンビア共和国のジャメ（YahyaA.J.J.Jammeh）大統領を歓迎する式典を総統府前広場で開き、その後、総統府で会談した。

　陳総統は、「今年は台湾とガンビアの両国復交１２周年にあたり、ガンビアは私が総統就任後に初めて訪問した国である。両国は親密な兄弟のような友好国であり、ガンビアが台湾の国連加盟のために力を惜しまず声を発してくださっていることに感激している」とジャメ大統領に感謝の意を示した。

　ジャメ大統領は、陳総統を「台湾共和国総統」と呼んだ上で、「私は原則を守る指導者である。言ったことは守る。台湾の人々は私を頼っていい。最後の一瞬まで、私は台湾の側に立っている」と強調した。

　ジャメ大統領は台湾政府および台湾企業がガンビアの経済発展や貧困追放の支えになっていることに感謝を述べ、「国連が引き続き台湾共和国が加盟国となることを拒否していることに非常に失望を感じている。なぜなら、これは国連の普遍性や公平正義の基本的原則に違反するものであり、国連は台湾２，３００万人の国連加盟を拒否し、さらにはその他の国が台湾共和国から利益や恩恵を得る機会をも奪っているのである」と指摘し、「（ガンビアは）台湾の国連加盟のために、台湾共和国が国連加盟国となるまで声を出し続ける」と約束した。

　さらにジャメ大統領は「世界中のすべての国々が台湾を裏切っても、ガンビアは台湾を裏切ることはない。なぜなら人道精神は金銭援助よりも重要であるからだ。ガンビアは貧しい国だが、尊厳ある国民と国家があり、必ず約束は守る。台湾を切り捨てたりはしない」と強調した。

《２００７年１２月６日》

（写真提供：中央通訊社）