台湾のインターネット人口が１，５００万人を突破

２月２０日、「財団法人台湾網路資訊中心（ＴＷＮＩＣ、台湾インターネット情報センター）」が、２００８年「台湾のブロードバンド使用調査」報告を発表した。それによると、１月末日において、インターネット人口は１，５５４万８，０００人に達した。１２歳以上の国民の中で、インターネット使用率は６８．５％で、前年比０．７％の増加となった。さらに、ブロードバンドの使用率は６３．３７％で昨年とほぼ同様だった。

　この調査により、個人のインターネット使用率は性別、年齢、地域により差があることがわかった。その中で、顕著な差としては、男性の使用率が７０．２０％で、女性の６６．８０％より高かった。また、１２歳～３５歳の使用率は９割を超えており、とりわけ１６歳～２０歳における比率は９６．９５％に達した。しかし、５６歳以上の使用率はわずか１７．８９％で最低だった。
　
　　また地域別での個人のインターネット使用率は、台北市が最高（８０．２３％）で、その後に、高雄市（７４．６３％）、台北市以外の北部地域（６６．９１％）、中部地域（５５．１４％）、高雄市以外の南部地域（５６．３０％）と続き、東部地域（５２．３６％）が最低だった。

　さらに、家庭でのインターネット使用については、７２．３３％（約５４０万６，０００戸）でインターネットを利用できる環境にあり、６６．４１％（約４９６万戸）がブロードバンドを使用している。これを地域別に見ると、台北市と高雄市の両市の割合がそれぞれ８４．５５％、８３．９０％と最高だった。しかも、家庭でのブロードバントの使用率は台北市が８１．４１％と最も高く、次いで、高雄市の７９．５１％、台北市以外の北部地域の７１．２２％、東部地域はわずか４９．１０％でもっとも低かった。

　まだブロードバンドを使用していない家庭では、その１０．２０％がこの半年以内に利用するようにしたいと考えている。

　この調査は２００７年１２月１日～２００８年１月３１日に、台湾の２３の県および市において、満１２歳以上の人を対象に、電話質問形式による調査を行ったもの。（有効サンプル３，２１３人、誤差±１．５％）

《２００８年２月２１日》