呉英毅・僑務委員会委員長が来日、在日台湾華僑団体を訪問

　呉英毅・僑務委員会委員長が１月３１日、５日間の日程で就任以来はじめて来日し、在日台湾華僑団体を訪問した。

　呉委員長は、同日夜、東京新宿のハイヤット・リージェンシー東京で開かれた留日台湾同郷会６４周年懇親大会に出席し、約５００名の在日台湾僑胞らからの熱烈な歓迎を受けた。

　同懇親会は陳木川・留日台湾同郷会会長が司会を務め、呉委員長のほか、馮寄台・台北駐日経済文化代表処代表、畠中篤・日本交流協会理事長、詹徳薫・日本中華聯合総会会長らが出席し、日本の国会議員から浜四津敏子氏、魚住祐一郎氏、秋元司氏ら各議員が駆けつけた。

　呉委員長は、昨年５月２０日の新政府発足後の、多くの在日僑胞団体の台湾帰国訪問に対して感謝の意を示した。また、呉委員長は、両岸対話、国民年金、相続税減税等の新政府の政策を説明し、引き続き中華民国台湾政府への支持を呼びかけた。

　翌２月１日、呉委員長は大阪を訪問し、同日午前に大阪中華学校で開かれた中華民国留日大阪中華総会が主催する在阪華僑春節祭に出席した。洪勝信・大阪中華総会会長をはじめ、黄諸侯・台北駐大阪経済文化弁事処処長、川合通夫・大阪府議会日華親善議員連盟会長らが新春のあいさつを述べた。同祭は、関西地区の約３０の団体・機関の共催で、在日僑胞や留学生、大阪府議員、大阪市議員を含む日本各界から約５，０００人が参加し、台湾の春節（旧正月）を盛大に祝った。

　呉委員長は、あいさつのなかで、新政府が今後さらに台日友好交流関係を推進することを強調し、「大阪地区の僑胞が一致団結して、台日関係の発展を促進しよう」と述べ、政府が推進する僑務事業への協力を呼びかけた。

　春節祭会場では、台湾を紹介するポスター、各種台湾郷土料理の屋台、バザーのブースなどが並び、大阪中華学校の生徒らによる獅子舞や民族舞踊武術、台湾「無独有偶」劇団によるステージ、二胡の演奏などがそれぞれ披露された。

　同日午後、呉委員長はホテル日航大阪でに開かれた「第４回全球（世界）僑務会議」事後説明会に出席し、世界僑務会議後の政府の華僑政策の成果を説明した。

　呉委員長は、２月２日から、横浜・東京地区の中華学校や華僑団体などを訪問し、各界に政府が推進する華僑政策を説明する。

《２００９年２月２日》