日台友好板橋区議会議員連盟の設立を歓迎

　東京都板橋区議会は台湾との友好交流をより発展させ、経済、観光、文化などによる地域振興を積極的に進めるため、２００９年６月１７日に「日台友好板橋区議会議員連盟」を設立した。

　同議員連盟の会長は末吉不二夫・区議（民主党）が務め、副会長は天野久・区議（自民党）および中野邦彦・区議（公明党）、計３７名の区議（同区議会議員は４５名）が参加し、共産党を除く、自民、民主、公明などの各党派で構成され、川口雅敏・議長および萩原洋一・副議長も参加している。末吉会長は区議に９回当選し、現在民主党板橋総支部長代行、板橋区議会民主党市民クラブ副幹事長、区民環境委員会委員を務め、平素からわが国に友好的である。

　東京都板橋区とわが国の関係を振り返ると、１９９３年に仏光山東京別院が開設されたことに始まり、１９９５年８月に台湾から呉清池・台北県板橋市長が訪日して当時の石塚輝男・板橋区長を表敬訪問して以来、双方の交流がスタートした。１９９６年に板橋区自民党籍議員らが訪台団を組んで台北県板橋市を訪問した。その後、板橋区議員と日台交流会（旧・日台交流同友会）の渡辺隆・会長、台湾高座会の李雪峰・会長の熱心な取り組みの下、双方の交流は徐々に緊密となり、文化、青少年、民間団体等のレベルまで広がっていった。２００８年５月に台湾高座会の李会長が台湾から江恵貞・板橋市長の親書を持って訪日し、坂本健・板橋区長に手渡した。同月、日台交流会の渡辺会長が土屋敬之・東京都議員および不破光一・元板橋区議らと同行して板橋市の江市長を表敬訪問した際に、坂本区長からの返信書簡を手渡し、双方は友好交流を強化することに合意した。

　「日台友好板橋区議会議員連盟」の設立を歓迎するとともに、同議員連盟がわが国板橋市と日本の板橋区との交流の方面において、双方の議会等の各方面での友好関係促進への協力など、重要な役割を演じることを期待するものである。

【台北駐日経済文化代表処　２００９年７月７日】