東京スター銀行祝賀パーティーが東京都内で盛大に開催

　今年６月に台湾の中国信託商業銀行（以下、中国信託）傘下となった東京スター銀行の祝賀パーティーが１０月２０日、東京都内のホテルで開催された。

　同パーティーには、東京スター銀行の江丙坤・取締役会長、入江優・代表執行取締役頭取CEO、台北駐日経済文化代表処の沈斯淳・駐日代表、公益財団法人交流協会の大橋光夫・会長、中山泰秀・外務副大臣、日華議員懇談会（日華懇）会長の平沼赳夫・衆議院議員、元東京都知事の石原慎太郎・衆議院議員らが出席した。

　中国信託による東京スター銀行の買収は、日本で初の外国金融機関による買収であり、江会長はあいさつの中で、「中国信託ホールディングの故・辜濂松会長は、以前から日本と深い縁があり、日本にしっかりした金融基盤を確立することが夢だった。その遺志を継ぐことができて光栄である」と述べた。

　そのうえで江会長は、東京スター銀行の拠点やネットワークを今後拡大し、豊富な金融商品やサービスを提供していくほか、中国信託が中国大陸および東南アジアにおいても台湾企業から厚い信頼があり、日本企業との海外市場の共同開拓にも有利であるとのメリットを強調した。

　日華懇の平沼会長は、辜氏の台日関係に果たした貢献が大きかったことを振り返り、東京スター銀行が中国信託の傘下となったことで、今後より一層台日間の友好関係が強固になるとの認識を示した。

《２０１４年１０月２１日》
写真提供：中央社