台北ユニバ、聖火リレーで描く「LOVE」

　夏季ユニバーシアード台北大会（8月19日～30日）の聖火が13日、澎湖県（澎湖諸島）に上陸した。聖火リレーは澎湖県を起点に、英語の「LOVE」を描くコースで台湾の全自治体（22県・市）を巡る。この聖火は、第１回ユニバーシアードが開催されたイタリアの都市トリノから持ち帰ったもので、今月7日、一般公募したランナーによって台湾最高峰の玉山（3,952m）登頂を果たしたばかり。

　今回の聖火リレーは台湾の22県・市を巡るもの。大会実行委員会は、漢字の「台北」という文字をバラバラにして再構成すると、英語で「愛」を意味する「LOVE」の文字のようになることから、台北を起点とする「愛」が台湾全土に行きわたるように願いを込め、アルファベットの「L」、「O」、「V」、「E」を描きながら22県・市すべてを巡るコースを編み出した。また、コースは各自治体の「文化・歴史、自然環境、産業」をアピールすることに主眼を置いたものになっており、その地域特有のスポットや自然景観、文化的特徴のある場所を通る。聖火リレーを通して、世界に、そして台湾の人々に台湾各地の素晴らしい景色を伝えるのが狙い。

　聖火は13日、「LOVE」の「L」の字を描くコースを走るため、まず澎湖諸島に上陸。澎湖諸島からは、金門諸島、馬祖諸島と離島を巡る。15日には金門県に上陸し、金門県の４つの郷・鎮を走る。ここでは、金門独特の歴史建築を楽しむことができる。17日には台湾最北端の自治体、連江県（馬祖諸島）に上陸し、南竿島と北竿島を訪れる。

　19日からは「O」の字を描くコースで、宜蘭県（台湾北東部）、花蓮県（東部）、苗栗県（北西部）、台中市（中部）を走る。

　25日からは「V」の字を描くコースで、台東県（南東部）、屏東県（南部）、高雄市（南部）、嘉義県（中南部）、雲林県（中部）、台南市(南部)、嘉義市(中南部)、南投県(中部)、彰化県（中部）を走る。

　8月4日からは「E」の字を描くコースで、台湾北部の新竹県、新竹市、桃園市、新北市、基隆市を走る。8月10日に台北市入りし、市内12区を巡ったあと、16日に旧台北城郭コース、17日に台北文化コースを走る。

Taiwan Today：２０１７年７月１４日

写真提供：夏季ユニバーシアード台北大会公式サイト
　夏季ユニバーシアード台北大会（8月19日～30日）の聖火が13日、澎湖県（澎湖諸島）に上陸した。聖火リレーは澎湖県を起点に、台湾の全自治体（22県・市）を巡る。聖火リレーのコースは、「台北＝LOVE」をコンセプトに、英語の「愛」を意味する「LOVE」のアルファベットを描くようデザインされている。