陳総統が日本の国会議員、地方議員訪問団と会見

４月２５日、陳水扁総統は、総統府において、荻生田光一・衆議院議員を代表とする東京都議会議員および八王子市議会議員で組織された訪台団一行と会見し、台湾政府と台湾の国民２，３００万人を代表して衷心よりの歓迎の意を示した。
　
陳総統は両国の関係について「現在、台日両国は正式な外交関係はないが、両国の交流は最も頻繁で緊密であり、友誼も最も深い状況にある。さらに、台湾に対してきわめて友好的な荻生田議員は、何度も訪台団を組織し来台されたのみならず、八王子市と高雄市との『友好交流協定』締結を働きかけ、両国の実質的な友好協力関係の向上に対して、きわめて大きく貢献した」と評価した。

　陳総統はさらに、「日本は韓国、カナダ、オーストラリアと『ワーキングホリデー協定』を締結しており、台湾もオーストラリアおよびニュージーランドとこの協定を締結している。近年、台日交流がこのように頻繁で緊密であり、とりわけ昨年、台日双方で訪問した観光客数は延べ２５０万人を超えていることから、『台日ワーキングホリデー協定』が順調に締結できれば、両国の実質的な友好協力関係はより一層向上するはずである」と期待を示した。

　また、陳総統は、荻生田議員および訪台団のメンバー各位が、長年にわたり台湾のために、国際社会において絶えず声を上げていることに感謝の意を表すると共に、「今後も訪台団のメンバー各位が、初志を貫き台湾の『世界保健機関（ＷＨＯ）』と『国連』加盟といった国際組織加盟のために引き続き努力していただけるよう希望する」と訴えた。

　訪台団一行は、「今後も必ずや両国の友誼を維持し続けるために尽力し、台湾の国際組織加盟のために声を上げ、台日両国の実質的な友好協力関係のために新しい局面を切り開いていきたい」との意向を示した。

【総統府　２００８年４月２５日】

写真提供：中央社