台湾の医師団、ベトナム・ラムドン省の衛生当局とMOU

　高雄栄民総医院（台湾南部・高雄市）の鄭錦翔副院長が率いる医師19名からなるボランティア医師団が24日、ベトナム南部のラムドン省を訪れ、現地の貧困住民のために無料で診療を行ったほか、医薬品などを配布した。

　ボランティア医師団は24日にラムドン省にあるこども病院を訪れ、地元の衛生当局と会議を行い、地元住民の受診状況などについて意見交換した。双方はまた、医療スタッフの育成について協力することを盛り込んだ備忘録（MOU）にも署名した。高雄栄民総医院は今後、定員3名の奨学金を提供し、現地の医師のスキルアップに協力することを約束した。

　高雄栄民総医院はこのほど、ラムドン省のドンズオン県とラックズオン県を訪れ、現地の貧困住民1,000名余りを対象に無料診療を行うと共に、医薬品などを配布した。同病院のボランティア医師団によるベトナム・ラムドン省での無料診療は2009年以降、これで8回目となる。これまでに診療を受けた現地住民は１万人以上に上る。

Taiwan Today：２０１７年１１月２８日

写真提供：高雄栄民総医院フェイスブックページより
　高雄栄民総医院（台湾南部・高雄市）の鄭錦翔副院長（写真右から4人目）が率いる医師19名からなるボランティア医師団が24日、ベトナム南部のラムドン省で現地の貧困住民のために無料診療を行った。医師団は地元の衛生当局と、医療スタッフの育成について協力することを盛り込んだ備忘録（MOU）にも署名した。