謝長廷・駐日代表が蔡明亮（ツァイ・ミンリャン）監督映画創作30周年記念記者交流会に出席

写真右より：石坂健治・東京国際映画祭「アジアの風」部門プロデューサー、神谷直希・東京フィルメックス・プログラムディレクター、俳優のAnong Houngheuangsyさん、蔡明亮（ツァイ・ミンリャン）監督、謝長廷・駐日代表、市山尚三・東京国際映画祭プログラミングディレクター、俳優の李康生（リー・カンション）さん、王雲霖・映画プロデューサー、王淑芳・台湾文化センター長

　台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表は10月27日、駐日代表処台湾文化センターで開催された蔡明亮（ツァイ・ミンリャン）監督映画創作30周年記念記者交流会に出席した。このなかで謝・駐日代表は、高雄市長を務めていたときに蔡監督が制作した高雄を舞台にした映画「西瓜」（原題：天邊一朵雲）がベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞したことで、高雄市と台湾の映画産業の大きな励みとなったとともに、台湾の自由と民主の社会を世界に知らせることができたとして感謝の意を伝えた。

挨拶する謝長廷・駐日代表（左）

　第35回東京国際映画祭(10月24日～11月2日)と第23回東京フィルメックス(10月29日～11月6日)では「蔡明亮監督創作30周年記念特集」として、開催期間中に蔡監督の映画作品を上映している。これに合わせて蔡監督が俳優の李康生（リー・カンション）さん、Anong Houngheuangsyさんらとともに来日した。この日は蔡監督の誕生日でもあったことから、会場ではケーキを準備して、蔡監督の30年の偉業と誕生日を祝った。

挨拶する蔡明亮監督

　台湾文化センターでは蔡監督の30年間の代表的な11作品の映画ポスターを展示する「蔡明亮監督作品ポスター展」を10月24日から来年1月末まで開催している。

台湾文化センター「蔡明亮監督作品ポスター展」会場

　蔡明亮監督は、1992年の長編デビュー作「青春神話」（原題：青少年哪吒）が東京国際映画祭でブロンズ賞を受賞して頭角を表して以来、さまざまな国際映画祭で受賞し、日本でも高い知名度を誇る。

第35回東京国際映画祭で舞台挨拶する蔡明亮監督

《２０２２年１０月３１日》