台湾の観光競争力は世界30位＝WEF調査

世界経済フォーラム（World Economic Forum、略称WEF）は6日、2017年「旅行・観光競争力レポート」を発表した。台湾は、前回調査より２ランク上げて世界30位に、アジアでは7位となった。

今年のランキングは、テロ事件などの影響を受けて若干変動したものの、上位３か国・地域は依然として欧州諸国が占め、１位から順にスペイン、フランス、ドイツとなった。

WEFは、2017年「旅行・観光競争力レポート」の上位は依然として欧州諸国が占める結果となったが、アジア諸国の競争力も軽視できないものになっていると指摘。新興経済国が台頭する中、観光業にも「アジアの時代」が訪れており、その市場規模は欧州市場に次ぐものになっていると説明している。

今年の評価対象となった136カ国・地域のうち、台湾は30位となった。これは2年前に行われた同調査より２ランクアップ。評価項目別に見ると、「陸上交通と港湾のインフラ」が16位、「文化資源とビジネス旅行」が26位、「安全とセキュリティ」が28位と上位にランクインした。

アジア諸国では、日本が4位、香港が11位、シンガポールが13位、中国大陸が15位、韓国が19位となっている。

この調査は２年ごとに行われており、世界136カ国・地域を対象に観光業の潜在力について評価を行っている。評価の対象としているのは旅行環境、観光政策、インフラ、自然資源など。

Taiwan Today：２０１７年４月７日

写真提供：外交部国際伝播司
世界経済フォーラム（World Economic Forum、略称WEF）は6日、2017年「旅行・観光競争力レポート」を発表した。台湾は、前回調査より２ランク上げて世界30位に、アジアでは7位となった。写真は台北市内を走る台北メトロ（MRT）文湖線