IMD「世界競争力ランキング」、台湾は昨年に引き続き14位

スイスのローザンヌに拠点を置くビジネススクール、国際経営開発研究所（IMD）は5月31日（現地時間）、2017年版「世界競争力ランキング」を発表した。台湾の順位は昨年同様、世界14位で、アジア太平洋地域では3位だった。

IDMは、世界主要63カ国・地域を対象に競争力の格付けを行った。台湾の今年の順位は、昨年に引き続き世界14位。2013年以降の直近5年間の世界順位は11位、13位、11位、14位、14位と推移している。

アジア太平洋地域で見ると、台湾は香港、シンガポールに次ぐ3位。この順位も昨年同様となっている。

IMDランキングは「経済状況」、「政府の効率性」、「ビジネスの効率性」、「インフラ」の4大項目とその下の5小項目、合計20小項目で評価する。4大項目別にみると、台湾は「経済状況」と「ビジネスの効率性」の2項目で順位が上昇したが、「政府の効率性」と「インフラ」で順位が下落した。

そのうち「経済状況」は12位で昨年より3位上昇。5小項目別にみると、主に「国内経済」、「国際投資」、「物価」で順位が上昇したため。「ビジネスの効率性」は１位上げて15位となった。これは「労働市場」と「マネジメント」の順位が上昇したため。

一方、「政府の効率性」は昨年より１位下げて10位となった。これは「ビジネス法」の順位が下がったため。「インフラ」も2位下げて21位となった。5小項目別では「基礎インフラ」、「技術インフラ」、「健康と環境」の順位が下がった。

Taiwan Today：２０１７年６月１日

写真提供：外交部国際伝播司
スイスのローザンヌに拠点を置くビジネススクール、国際経営開発研究所（IMD）は2017年版「世界競争力ランキング」を発表した。台湾の順位は昨年同様、世界14位、アジア太平洋地域では3位だった。